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「レッドブル、翼を授ける。」で有名なエナジードリンクのレッドブル
世界各地の様々なスポーツを支援していますが、そのレッドブルがまさに翼を授けているのが「空のF1」
飛行機を使ったモータースポーツのエアレースです。
そのレッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップにアジア人として初めて参戦を開始したパイロットが室屋義秀選手です。
元空軍の戦闘機パイロットだった選手が多い中、室屋義秀選手の経歴は?
更にアジア人として、また室屋義秀選手としても初めての優勝を飾った2016年の第3戦千葉県幕張海浜公園大会
いったい優勝賞金はどのくらいもらえるのでしょうか?
強烈なGと戦う究極のモータースポーツに参戦する室屋義秀選手の意外な年齢やプロフィールなどもご紹介してみたいと思います。
レッドブル・エアレース
あなたはエアレースという競技をご存知でしょうか?
エアレース
飛行機を使ったモータースポーツ
様々な種類ある、エアエースの最高峰に位置するのが「エアレース・ワールドチャンピオンシップ」
エアレース・ワールドチャンピオンシップの大会スポンサーを務めるのが「レッドブル、翼を授ける。」で有名なオーストリアのエナジードリンクメーカー「レッドブル」です。
レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップには以下の2つのクラスが有ります。
・マスタークラス:チャレンジャークラスで一定以上の成績を上げた限定解除スーパーライセンスを発給された選手によるレース
・チャレンジャークラス:Challenger Cupへ参戦するための限定スーパーライセンスを持った選手によるレース
・使用される飛行機:アクロバット飛行用に専用設計された単発のプロペラ機
・競技コース:5~6Kmのコース上にエアゲート(パイロン型の風船)を設置したもの
・競技方法:エアゲートを指示された順序と方法でクリアするタイムを競い、もっとも速く飛行した選手が勝者
空のF1とも呼ばれるレッドブル・エアレースと地上のF1を少し比べてみましょう。
最高速度
・F1:約350Km/h
・エアレース:370Km/h
Gフォース(重力加速度)
・F1:約4.5G
・エアレース:10G
F1の場合は過去にイタリアのモンツァ・サーキットで最高速372.6Km/hが記録されています。
F1の4G(自分の体重の4倍の重さが体にのしかかる)でも一般人には耐えられないと言われています。
エアレースの10Gとなると、並大抵の努力では耐えられない、過酷なモータースポーツであるかが分かりますね!
※エアレースの場合は身体への危険を回避するために、制限があります。
- 最高速度⇒370Km/hまで
- 重力加速度⇒10Gまで
この値をオーバーすると失格になるルールなので、本来はもっとスピードは出ます^^
室屋義秀選手とは?
レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップに…
- アジア人として初めて挑戦
- エアレース・ワールドチャンピオンシップ最高峰マスタークラスに唯一参戦しているアジア人
※チャレンジャークラスには元マレーシア空軍のハリム・オスマン選手がいます。
現役F1ドライバーでも真っ青の物凄い重力に耐えるエアレース…!
室屋義秀選手は体力的にもスポーツマンとしてピークの20代の若い選手なのでしょうか?
プロフィール
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- 室屋 義秀(むろや よしひで)
- 出身地:奈良県
- 現住所:福島県福島市
- 生年月日:1973年1月27日
- 年齢:43歳
- 身長:173cm
- 体重:73Kg
- 血液型:O型
- 学歴:中央大学文学部卒
- 家族:妻、子供(2人)
なんと!室屋選手はナイスミドルだったんですね^^
経歴
続いて室屋義秀選手の経歴です。
室屋選手は子供の頃にアニメの機動戦士ガンダムのアムロ・レイに憧れてパイロットになることを決めています^^
- 1991年:中央大学で航空部に所属し、グライダーで初飛行
- 1993年:アメリカ、ロサンゼルスで小型飛行機のライセンスを取得
- 1995年:本格的なエアロバティックスの訓練を開始
- 1997年:アメリカに渡り本格的な飛行技術の訓練を受ける
- 1997年:アドバンスクラス世界選手権日本代表に初選出
- 1998年:日本でエアショーを開始
- 2002年:自身のエアショーチームを立ち上げる
- 2003年:アンリミテッドクラス世界選手権に出場
- 2007年:レッドブル・ジャパンとスポンサー契約
- 2008年:レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップの限定スーパーライセンスを取得
- 2009年:アジア人として初めてレッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップに参戦開始
- 2009年:最終戦バルセロナ大会で6位入賞
- 2014年:第2戦クロアチア大会で自身初の3位表彰台獲得
- 2015年:第5戦イギリス大会と第7戦アメリカ大会で年間2回の3位表彰台を獲得し年間ランキング6位
- 2016年:第3戦日本(千葉県幕張海浜公園)大会で初優勝
2016年6月5日に千葉県千葉市の幕張海浜公園で開催されたレースで見事にアジアの選手として優勝を果たしました。
室屋選手は海上に設けた全長約5キロメートルのコースを1分4秒992のタイムでゴールしました。
2位に入ったチェコのマルティン・ソンカ選手とはわずか0秒105差の勝利となったのです!!!
出典:amd.c.yimg.jp
室屋選手は「(決勝戦での)ソンカ選手との0.1秒差はファンの方々の後押しのおかげで成し遂げられました。25年の間、届きそうで届かなかったことがようやく達成できましたね。」と語っています。
引用:headlines.yahoo.co.jp
室屋選手はレース後の記者会見で「操縦技術世界一を目指してきた。やっと一息つける」と述べると、感極まって目に涙を浮かべた。
25年間、世界一を目指して45歳という歳で、やっと手にした優勝!大きな拍手を送りたいですね!
室屋選手の経歴の出発点がガンダムのアムロ・レイへの憧れからというところが凄いですよね^^;
レッドブル・エアレースの優勝賞金は?
室屋義秀選手の経歴に新たに刻まれた優勝という輝かしい成績
世界最高峰のこのエアレースの優勝賞金もちょっぴり気になっちゃいませんか?^^;
でも残念ながらレッドブル・エアレースの賞金額は公開されていません(涙)
なので優勝賞金を少し推測してみたいと思います。
通常の単発エンジンプロペラ機:約1,500円~
年間維持費:1,000万円以上
- アクロバットレース専用飛行機
- パーツはワンオフ(特注品)
- 機体自体で数億円
- 維持費に年間数十億円
- 駐機場代や高価な航空燃料等が高価
- エアレースには、飛行機整備士等を含めたチームで参戦
- 世界選手権を転戦する為、参戦費用年間数億円
この事からレッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップに参戦しているチームの年間予算も数十億円以上は確実と思われます。
ちなみにF1参戦チーム…
2015年度で最も低予算だった、マルシャF1チームの年間予算額が113億円と言われています(^^;;
F1の場合も優勝賞金は一切非公開ですが、各サーキット毎の開催権料やTV放映権料などで分配金が変わるのでレース毎に賞金額が変わります。
恐らくレッドブル・エアレースもこのような賞金方式が採用されているのではないでしょうか?
年間予算や生命の危険度から推測しても、優勝賞金は数千万円から1億円
ファイナル4と呼ばれる最終レースに進出すれば4位でも数千万円の賞金が得られるはずです。
レースに出場するためにはむしろ賞金よりも、いかに高額なスポンサーフィーを出してくれるスポンサーを見つけるかが重要です。
その点室屋義秀選手はレッドブル・ジャパンという強力なスポンサーを得たことはかなり心強いのではないでしょうか^^
まとめ
室屋義秀選手の座右の銘:「少水常流如穿石」
この言葉は仏教の禅語で、わずかずつの雨水でも絶え間なく落ち続ければ硬い石にでも穴を開ける事ができるという意味です。
また室屋選手は常に「求道者」であることを心掛けていらっしゃいます。毎日のたゆまない向上心と、飛行技術の探求!
このマインドとスピリッツが遂に日本人(アジア人)初の優勝という形で報われたのですね!
室屋義秀選手が次に目指すのは年間チャンピオンです。
周りのライバルを見渡せば、国がサポートをしてくれているような元空軍のパイロットばかり。
アムロ・レイに憧れて飛行機乗りになり、個人の努力でエアレースの最高峰まで上り詰めた室屋義秀選手はレアなケースです。
でも室屋選手のチャレンジスピリットがあれば、きっと年間チャンピオンも夢ではないようです。
世界最高峰の空のF1で日本人が世界チャンピオンに上り詰める姿を一緒に応援したいですね!
スポーツ応援団は日本代表を応援しています!
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