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プロ野球では本塁でのクロスプレーや、外野選手同士の交錯で選手がケガをしてしまう事例も少なくありません。
また靭帯損傷などの大きなケガでなくても、脳震とうなどで出場選手登録を抹消される事例は結構あります。
ただプロ野球には脳震とうの特例措置というルールが今シーズンから採用されています。
その適用ルールや意味について調べてみたいと思います。
また6月17日の西武戦での交錯プレーで脳震とうを起こしたヤクルト今浪隆博選手が、この特例措置を利用して早くも復帰しようとしているようです。
大事に至らなくてよかったですね。
コリジョンルール
スポーツにはケガが付きものとは言え、場合によっては選手生命にも関わる重症を負ってしまうこともあり本当に怖いですね。
こうした選手の身の安全を確保するために、今シーズンからプロ野球で導入されたルールの一つがコリジョンルール
いわゆる衝突ルールと言うものです
コリジョンルールとは…?
走者が本塁へ生還する際に…
- 走者は故意にキャッチャーに体当たりを禁ずる
- キャッチャーは走者の走路を妨害してはならない
- 送球がそれるなどやむを得ず走路内に入る場合も極力衝突を回避すること
などの新たな取り決めが行われました。
ただこのルールには今のところ賛否両論があるようですが、やはり選手を保護するためのルール改正は今後も必要です!
コリジョンルールは敵味方での衝突の回避ですが、プロ野球で意外に多いのが味方同士での交錯プレーです。
守備で打球を追った選手同士が衝突してしまい担架で運び出される痛々しい姿を時々見かけます(涙)
さすがにこれはセンターへの打球は中堅手でないと追ってはいけないというようなルールには出来ません^^;
コリジョンルールにも、プロ野球の醍醐味が薄れるといったような批判が出ている中、守備範囲を限定してしまうことはナンセンスです。
とは言え選手にはケガをしてほしくはないですよね。
なにか鈴のような音の出るものでも付けて少しでもこうした交錯プレーがなくなるような対策は必要でしょうね。
脳震とうの特例措置
選手同士がぶつかった際に怖いのは…
- 打撲
- 骨折
等の外傷が、真っ先にあげられがちなのですが…
それ以上に怖いのが脳震とうからなる脳へのダメージです。
※プロ野球選手は脳震とうと診断されると、故障者リストに入り出場選手登録を抹消されます。
「野球規約84条」により…
一旦1軍登録を抹消されると、その後10日間は再登録が出来ないルールになっています。
但し、こちらにも今シーズンから新たなルールが加わっています。
それは脳震とうの特例措置というルールです!
ではこのルールについて確認してみたいと思います。
特例措置の運用ルール
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プロ野球選手は試合中や練習中に故障をすると、その程度によって出場選手登録を抹消されます。
「野球規約84条」
- 各球団とも1軍に登録できる選手は最大28名まで
- 実際に試合に出場できる選手の人数は25名まで
⇒故障で戦力として十分な力を発揮できない選手を、登録しておく事が出来ない
⇒一旦登録を抹消されると、10日間は1軍への再登録が出来ないルール
2軍にも1軍登録を目指して頑張っている選手が沢山いるので、こうした選手に出場機会を与える為にも、登録抹消は致し方ありません。
10日間の期間は、ケガを完全に直すという意味でも当然の措置と思われます。
そんな中今シーズンから脳震とうに関しては、この10日以内であっても再登録が可能になりました。
これが脳震とうの特例措置です。
脳震とうの特例措置
- 脳震とうが軽度で早期に回復した
- 診察の結果脳震とうではなかった
以上の場合、選手の出場機会を補償する共に
- 登録抹消期間中もFA資格日数がカウントされる
FA資格日数とは…?
選手かFA(フリーエージェント)権を行使し、他球団への移籍を希望する場合、所属球団での1軍登録日数が、既定日数以上であることが条件になります。
※脳震とうで1軍選手登録抹消されている期間中でも、1軍登録日数がカウントされる措置です
実際の運用は6月16日から開始されています。
頻繁に故障し、1軍選手登録が抹消になっていると、その分FA資格日数に到達するのも遅れてしまいます。
しかし脳震とうによる登録抹消は、特例措置により登録抹消期間中も、1軍登録日数にカウントしてもらえるようにルールが改正されています。
選手を救済するという意味では、この改正は選手会にとっても良かったのではないでしょうか?
特例措置適用第1号は今波選手
2016年のセ・パ交流戦は今シーズンも「人気のセ、実力のパ」を思わせる結果で、パ・リーグが7年連続で勝ち越しを決めました。
セ・リーグ:47勝
パ・リーグ:60勝
ソフトバンクと広島カープの1戦が引き分けになっています。
セ・パ交流戦でも残念ながら故障者が発生し、脳震とうの特例措置を初めて適用された選手がいます。
ヤクルトスワローズ:今浪隆博選手
6月17日対西武ライオンズ戦で1塁を守っていた今波選手は、炭谷選手の打った飛球を追いかけ、3塁手の川端選手と交錯
出典:www.hochi.co.jp
脳震とうの疑いがあるということで6月18日に出場選手登録を抹消されました。
⇒本来であれば6月27日までは再登録は不可です。
内野すべてのポジションが守れる、ヤクルトにとっても貴重な戦力の今波選手…。
しかし、前日の16日に運用が始まったばかりの「脳震とうの特例措置」を行使し、適用第1号の選手になるようです。
今波選手の復帰はいつから?
では今浪隆博選手がヤクルトベンチに復帰にするのはいつになるのでしょう?
・6月16日:脳震とうの特例措置の運用開始
・6月17日:対西武戦で負傷
・6月18日:出場選手登録抹消
・6月21日:全体練習に復帰
・6月24日:対中日戦で出場選手再登録
現時点での最新情報では…
神宮球場で開催される6月24日の中日ドラゴンズ戦で早くもベンチに戻ってくるようです!
ただ今波選手は、脳震とうではなくても、顔面を14針も縫うケガをしています。
出来れば10日間くらい体を休めればいいのにとも思いますが、現在セ・リーグ最下位に沈んでいるヤクルトスワローズ
そうゆっくりともしていられない台所事情なんでしょうね^^;
今波選手が一日も早く完治されることをお祈りいたします。
そしてすべての選手がケガなくシーズンを通して本来の力を発揮できることを心より願っています。
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