凶悪なラフプレーの責任はどこへ?日大の悪質タックル事件の問題点とは?

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スポーツマン精神という言葉があるように、スポーツは正式なルールに則り同じ条件で皆が能力を発揮できる環境を考えることが第一にありますよね。

また体を激しく動かすスポーツであればあるほど、よりルールを細かく決めて怪我の無い様フェアなプレーができるようになっているはずです。

それが今回「作戦」と称して凶悪なラフプレーを行ったとして問題になったのが、5月6日にあった関西学院大学と日本大学とのアメリカンフットボール定期戦でした。

悪質タックル問題の概要と、その問題の本質の考察についてご紹介したいと思います!

5/6のアメフト定期戦で起きた「悪質タックル事件」とは?

悪質タックル問題

悪質なタックルとして報道されているこの事件ですが、簡潔にすると日本大学の選手関西学院大学の選手意図的に怪我を負わせたという内容です。

アメリカンフットボールはボールを奪う為にタックルを行う球技である為、プロテクターを装着していたりとより安全に気を使うスポーツでもあります。

その為、相手を攻撃するタックルにはルールが決められており、その中の一つにプレーが終わった後の無防備な選手へのタックルを禁止する内容が記されています。

今回の事件は、役目を終えたクォーターバック(QB)へディフェンス(DF)が必要のないタックルを行った事にあります。

タックルを行った選手が謝罪の会見を行った

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怪我を負わせた日本大学の宮川選手は、U-19の日本代表選手に選ばれる程の実力を持った有望な選手です。

全日本大学選手権決勝での宮川選手はフェアプレーに徹し反則行為等はしなかったとありますね。

去る5/22に宮川選手はメディアの前で今回の事件についての陳述書を読み上げました。

日大アメフト部の井上コーチは宮川選手に「闘志が足りない」「やる気がない」として宮川選手を練習からも外したとのことです。

選手として練習や試合に出る為には5/6の関西学院大学との試合でクォーターバックを負傷させるように、と井上コーチが指示をしたそうです。

その後の試合前のポジション練習時に、井上コーチに確認したところ、「いま言ってこい」と言われたので、私は監督に対して直接「相手のクォーターバックを潰しにいくんで使ってください」と伝えました。監督からは、「やらなきゃ意味ないよ」と言われました。

引用:huffingtonpost.jp

監督もその指示を良しとしているのが分かりますね。

その後監督は、今回の事件は指示を出した自分に責任があると話しているようで宮川選手は悪くないと、むしろ宮川選手が退場した後に上級生たちが「自分たちにもやらせてほしい」と言っているのを受けて更に宮川選手を責めていた様です。

タックルを受けた選手は全治3週間の怪我と心に傷を負った

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そしてタックルを受けた関西学院大学の選手は右膝軟骨損傷腰部打撲全治週間の怪我を負ったと発表されています。

後日、タックルを受けた選手の父親が会見で次の様に話しています。

長男がプレー復帰できる状況まで回復したことを報告した上で、涙顔で

「正直申しまして、つらかったです。息子も泣きながら『こんなに悲しい思いをさせるなら、アメフトをやるんじゃなかった』という言葉もあった」

と明かした。

引用:hochi.co.jp

そして宮川選手の陳述書によると二人は知り合いだったようで、余計心に傷を負うきっかけにもなってしまったのではないか、と考えられますね。

悪質タックル事件の問題点とは?

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今回の悪質タックル事件ですが、日大の内田監督と井上コーチが恣意的に怪我させる指示をした事実を否認しています。

内田氏は「私からの指示ではない」と自らの指示を否定した。

井上コーチは、宮川選手に「相手のQBを潰してこい」と指示したことについては「言ったのは真実」と認めたが、「けがをさせることが目的ではない」「それぐらいの(本気の)気持ちで行ってこい、という意味だった」と釈明を繰り返した。

引用:yomiuri.co.jp

また内田監督は今回の件の責任を取る形で監督を辞任していますが、具体的な弁明は避けており関西学院大学側は内田監督や日大側に疑念を抱いているようです。

日大側に非があって、その指示を出したコーチと監督に責任があることはほぼ明白でしょう。

しかし、この事件には問題点が他にあると思っています。

残り続ける宮川選手の罪

宮川選手の陳述書には監督の言葉として次の内容が記されています。

監督は「お前の罰は、あの時罰退になって退場になって、お前の処罰は終わっているんだからいい。世間は監督を叩きたいだけで、お前じゃない、気にするな」と言われました。

引用:huffingtonpost.jp

上述した通りこの事件については内田監督と井上コーチに責任がありますが、その指示を実行した宮川選手に罰が無くとも罪が無いとは言いきれないでしょう。

宮川選手自身がそのことを深く受け止めている様子が陳述書で分かるかと思います。

最後に、本件は、たとえ監督やコーチに指示されたとしても、私自身がやらないという判断ができずに、指示に従って反則行為をしてしまったことが原因であり、その結果、相手選手に卑劣な行為で怪我を追わせてしまったことについて、退場になったあとから今まで、思い悩み反省してきました。

引用:huffingtonpost.jp

相手選手を故意に負傷させた事実は消えるものではなく、例え周りが悪くないと言ったとしても宮川選手の中ではずっと残り続けるのかもしれません。

「責任を取る」では済まされない程に、大人は宮川選手へ信念を捨てさせた上に大きな罪を背負わせてしまったのではないでしょうか。

拡散で肥大化する善悪論

また今回の事件が大きく取り上げられるきっかけについて以下の見解があるようです。

今回の問題はSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を通じて拡散していった。試合の映像自体が動画サイト「ユーチューブ」にもアップされ、一気に社会問題となっていった。

関学大の小野ディレクターも「昔であれば(一般の人の目に触れずに)水掛け論で終わったかもしれない」と話した。

引用:yomiuri.co.jp

また、関西学院大学の選手の父親も大阪市議員であり影響力を強く持つ人物でもあります。

こうして事件を知る人が増えてた結果、水面下で事件を収拾させることができなくなり社会問題として扱われているのだと推測できますね。

現に事件に関係する選手と監督やコーチなど、自ら競技をしないと名前を知ることが無かったであろう一般の人達へ広く名前が知れ渡ることとなりました。

内容は水掛け論で終わって良いものではないかもしれませんが、この事件が解決したとしても多くの人の中に事実は残り続けるかと思います。

全く知らない人が自分の事を知っているのはとても怖いもので、宮川選手はそのことをずっと意識し続けるのかもしれません。

プライバシーを必要以上に拡散してしまった事にも問題があるのではないでしょうか。

まとめ

表面だけ見れば日大側が原因となっていると分かりますが、実際は見えない部分に多くの問題がある事件であるように思います。

作戦や戦術も大切ですが、超えてはならない一線を超えた犠牲というのは誰も幸せにはならないはずなので、今回のような出来事が今後無くなることを願っています!

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