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読売巨人の原監督が辞任を表明しましたね。
それに伴い、ジャイアンツの新監督として江川卓さんが候補に上がっています。
江川卓さんといえば、空白の一日という通称江川事件が有名ですよね。そのスカウトによる事件が、監督就任が遅れた理由ではないかとも言われています。
どんな事件だったのか!真相に迫ってまいります。
江川卓ジャイアンツ新監督
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江川卓さんを知っていますか?
いまや、知らない人のほうが少ないのではないか。そう思えるくらい有名ですよね。
そんな江川卓さんが読売巨人の新監督として就任するのではないか!?
そう、話題になっていますよね!
でも!!
何で今まで監督になれなかったの???
それが、江川事件とも言われている「空白の一日」なんです!
空白の一日
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空白の一日とは・・・
空白の一日というのは、昔の野球のドラフト制度の抜け穴のことなんです!
どういうことかというと。
当時の野球協約
指名球団に与えられる交渉権は翌年のドラフト会議の前々日まで
前日は、交渉権を持っていない球団であっても、交渉が出来るのではないかという解釈だったんです!
その前日のことを「空白の一日」と呼びます。
もう少し詳しく、この「空白の一日」を利用した江川事件を見ていきたいと思います。
江川事件
江川事件は、経緯をたどると長くなるのですが、「空白の一日」の説明に必要な部分を簡単に説明します!
■ドラフト1回目
作新学院3年生のときに、阪急ブレーブス(現在のオリックス・バッファローズ)がドラフト1位指名
江川は大学進学を希望していたため、入団拒否
ちなみに、高校時代の江川卓投手の成績はまさに怪物!
ノーヒットノーラン9回・完全試合2回、春の甲子園における大会通算最多奪三振記録など
そして、慶應義塾大学への進学を希望していたが、入試で落ちてしまい、法政大学へ入学します。
法政大学進学
作新学院から法政大学へ入学してから、1年生からエースとして活躍し、通算47勝、17完封を残し、大活躍します!
■ドラフト2回目
大学4年の1977年に、巨人への入団希望を表明します。
巨人もドラフト1位指名する意向を決めていました。
しかし!!
当時のドラフト制度は、変則ウェーバー方式であったため、巨人より先に他の球団が江川を指名してしまったら、その球団が独占交渉権を獲得するというものでした。
巨人の指名順は2番目!!
1番目のクラウンライターライオンズ(現在の埼玉西部ライオンズ)は江川卓ではなく、別の選手を指名すると思われていたため・・・
江川卓の巨人入りは確実!?
そう思われていたのですが・・・経営難であったライオンズが、江川をドラフト1位で指名したのです!
しかし
江川卓投手は、「九州は遠い!」という理由で入団拒否!
※クラウンライターライオンズの本拠地は福岡市
そして、法政大学を卒業し作新学院の職員という肩書きで、アメリカに野球留学します。
※社会人野球に入らなかったのは、社会人野球に所属してしまうと2年間プロになれないという規定があった為
野球留学
アメリカの南カリフォルニア大学の聴講生として野球留学を行っていた江川卓投手の下に、独占交渉権を持っていたライオンズのスカウト陣は何度も足を運びますが、江川の入団意思は無く11月20日で交渉権が消滅しました。
ちなみに・・・
クラウンライターライオンズは経営難であった為、西部グループに経営が引き継がれて、1979年から西武ライオンズとなり本拠地は埼玉県所沢市になりました。
交渉権が消滅したことによって、江川卓投手は二日後のドラフト会議を再度待つ身となったのです。
お待たせしました!ここで、空白の一日が関係してきます!
11月21日は、江川投手はどこのチームも交渉権を持っていない状態になっているという事はご理解いただけましたでしょうか?
でも、何でその空白の一日で巨人が契約できたのか??
そこにも、巨人の経営陣の綿密な計画があったのです。
当時のドラフト対象学生
「日本の中学・高校・大学に在学している者」
野球留学をしていた江川卓さんはドラフト対象外だったんです!
※この年のドラフト会議当日(11月22日)から規約は変わる予定だった・・・
つまり、11月21日は無法地帯!!!!で、江川とも自由契約できる!
そう巨人は解釈して、ドラフト会議をアメリカで出席する予定だった江川卓さんを急遽日本に呼び寄せて・・・
巨人との入団契約をしてしまったのです!!
これには、他の球団や日本野球界も大激怒して、セ・リーグの会長が「巨人と江川の契約は無効である」と裁定したんです。
そのため、ドラフト会議は通常通り行われ、江川卓投手は阪神タイガースが交渉権を獲得しました。
※巨人はドラフトの参加を拒否!
この結果、日本野球界を揺るがす、大騒動になったのです!
経緯を話すと長くなるのですが、江川卓投手は交渉権のあった阪神タイガースに一度入団し、すぐトレードという形で巨人に入団しました。
ちなみに・・・
江川卓さんは、「空白の一日」について知らされておらず、ドラフト当日に騒動に巻き込まれたことを知ります。
江川卓のイメージ低下
日本中を巻き込む騒動を作った選手ということで、江川卓選手のイメージや人気が下がってしまったのです。
本人は知らなかったにも関わらず・・・
そういった経緯があり、「江川卓監督」という言葉を聞くことは無いのだろうな・・・
そう思われていた際のジャイアンツの監督就任候補というニュースが飛び込んできて本当に嬉しいです。
まとめ
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今後どのような展開になっていくか、目が離せません。
個人的には是非、江川さんに監督をしてもらいたいものです。
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