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今回は、2020年東京オリンピックの正式種目に選ばれた
スポーツクライミングについてまとめてみました。
スポーツクライミングについて、あまり良く知らないあなたも
どんな競技なのか?競技人口は多いのか?そして難しいのか?などに注目してみます!
東京オリンピック正式種目競技は?
2020年の東京オリンピックでは、33種目もの競技が実施される予定です。
正式種目競技
過去のオリンピック実施競技:28種目
- 水泳
- アーチェリー
- 陸上競技
- バドミントン
- バスケットボール
- ボクシング
- カヌー
- 自転車競技
- 馬術
- フェンシング
- サッカー
- ゴルフ
- 体操
- ハンドボール
- ホッケー
- 柔道
- 近代五種
- ボート
- ラグビー
- セーリング
- 射撃
- 卓球
- テコンドー
- テニス
- トライアスロン
- バレーボール
- ウエイトリフティング
- レスリング
東京オリンピック初の正式競技:5種目
- 野球、ソフトボール
- スポーツクライミング
- サーフィン
- スケートボード
- 空手
今大会から実施される5種目の中でも、今回のテーマでもある「スポーツクライミング」は、国際オリンピック委員会によって、2016年8月4日に正式種目として追加されました。
スポーツクライミングって何?
・ロッククライミング
⇒ロッククライミングは天然の岩場をよじ登ることです。
・スポーツクライミング
⇒人工的に作った壁を登ることです。
スポーツクライミングは…
- ボルダリング
- リード
- スピード
上記3種目の複合種目として実施されます。
競技人口
全世界:3,500万人以上
日本国内:50万人~60万人程度
スポーツクライミングのルールは?
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- ボルダリング
- リード
- スピード
この3種目のうち、ボルダリングとリードの2種目は、全試合でコースが変わります。
その為、選手は競技前の短い時間内で、コースを攻略する為の作戦を練る必要があるのです!
ボルダリング&リード基本的なルール
- アイスレーションで待機
選手は試合開始までアイソレーションという場所に隔離されます。
ルートはもちろん、他の選手の登りを見る事は出来ません。
- オブザベーション
設定されたルートを、他の選手と合同で、試合直前に下見出来る時間の事です。
限られた時間内でどれだけルートをイメージし体に叩き込めるかが勝負の分かれ目。
それでは、先程ご紹介した3種目の詳しい競技内容を見舞て行きましょう!^^
- ボルダリング
高さ5メートル程度の壁をロープなしで登り、制限時間内にどれだけ多くの課題をクリア出来るかを競う種目です!
壁が5メートル以下の為、ロープは使いませんが安全確保として床に厚いマットが敷き詰められています。
決勝は6名で行われ、4つの課題の総合成績で勝敗が決定
- オブザベーション(ルートの下見)
各課題2分間ずつ(合同) - 競技時間
4分間(時間内なら何度もトライOK) - 完登条件
ゴールホールドを両手で保持する事で完登
スコアの付け方
- 4つの課題で、最も完登数が多い選手の勝利
完登数
- 完登数が並んだ場合は、トライ数の少ない選手が勝利
完登数/トライ数
- 完登数・トライ数共に並んだ場合は、ボーナス※の数
完登数/トライ数 ボーナス数
- ボーナス数でも並んだ場合は、ボーナスに要したトライ数
完登数/トライ数 ボーナス数/トライ数
※ボーナスとは?
課題の途中に目印が付いているボーナスホールドが4つ設置してあります。
トライの途中でボーナスホールドを保持すると、完登できなかったとしても、ボーナスポイントが認められます。
ボーナスも完登と同じように、4つのボーナスをより少ないトライ数で獲得した方が有利になります。
各コースとも制限時間内であれば複数回トライできますが
1回のミスが大きなロスになりかねないので、1回1回確実かつ速く登ることが大切です。
- リード
高さ12メートルを超える壁を、命綱のロープを付けて登り、制限時間内で到達した高さを競う競技です。
選手はハーネスと言う安全器具を身に付けて、壁から下がっているクイックドローにロープを掛けながら登ります。
そうする事で、選手が落下した際にも最小限の落下距離で済み、安全に地上まで降ろす事が出来ます。
壁の下には、落下時の安全の為に『ビレイヤー』が居て、選手の動きに合わせて、ロープを送る作業をします。
予選⇒準決勝26名⇒決勝8名
- オブザベーション(ルートの下見)
6分間(合同) - 競技時間
8分間(時間内なら何度もトライOK) - ロープ
ロープを固定するクリップも必ず指定された場所で行う必要があり、クリップ固定を忘れると、その時点で競技終了
- 完登条件
ルートの最後に設置された、クイックドローにロープを掛ければ、完登
毎回ルート変更
1つとして同じルートは無く、予選、準決勝、決勝と別のルートが設定されます。
毎回異なるルートが、公認のルートセッターによって設置されます。
- 壁の大きさ
- 壁の形状
- 選手の力量
これ等を見極めながら、様々な形状のホールドを壁に配置してルートを決めて行きます。
スコアの付け方
ルートには、下から順番にホールドに番号が振られており
選手が落下する前に到達した、ホールドの番号が成績のスコアとなります。
- 30番目のホールドを掴んで落下した場合のスコア『30』
- 31番目のホールドに触れたものの落下した場合のスコア『30+』
※『+』の意味とは?
次のホールドを取りにいく、アクションが出来た場合に付きます。
同スコアでも+ありの方が上位となるので、体力の限界に達した選手でも
一つでも先のホールドに進もう、触れよう、と最後まで力を振り絞ります。
- スピード
隣り合う高さ15メートルに設置された同一ルートを、2人の選手が同時に駆け登り、タイムをコンマ数秒まで競う競技です。
スタートとゴールにはタイム計測システムと連動したパッドが設置されており、選手がゴールのパッドをタッチするとタイマーが止まり、記録が自動的に出る仕組みになっています。
スタート方法
- 『At your marks』という位置についての声に続き
- 4秒以内にスタート姿勢に入り
- 『Ready』と言う用意の声に続き
- ランプが点灯すると同時に一気に壁を駆け登る
※スタートのフライングは、1試合1回まで。1大会で2回以上のフライングで失格。
- 予選:2人ペアで、左右のレーンを1本ずつ2回登る形式
⇒予選2本の記録のうち、良い方のタイム順に上位16名が準決勝進出 - 準決勝:勝ち抜き戦で4人の選手に絞り込み
⇒16位1位 15位VS2位 14位VS3位 - 決勝:敗者2名は3位決定戦へ
毎回同じ規格の同一ルート
IFSC主催大会(ワールドカップ)では
- 高さ
- 幅
- 勾配
- ホールド
- 間隔
これ等が、毎回同じ規格で同じルートとなっています。
ボルダリングとリード種目と違って選手たちは、同じルートで何度もトレーニングを行い、身体に染み込ませています!
勝敗の付け方
ゴールまでのタイムで勝敗が決定
ちなみに、3種目ありますが、日本ではあまりスピード競技は行われておりません。
難易度は…?
スポーツクライミングの難易度は高いのでしょうか?
- 身体能力
⇒壁を登る為のパワーやバランス能力 - 思考能力
⇒ゴールまでのルートを即座に考える能力 - イメージ能力
⇒ホールドをどの様な態勢で掴むかをイメージする能力
スポーツクライミングは、これ等の様々な能力が必要となる競技です。
地上から、限られたオブザベーション(下見)の時間内に
壁を細部まで観察し、ルート上での身体の動きや手順を
頭の中でイメージし記憶に叩き込んで、アイソレーションで待機しながら
自分の競技時間が来るまで、何度も何度も、記憶を頼りにデモンストレーションを繰り返す必要があります。
ルートの進み方を、より深くイメージし、無駄な動きをせず、どれだけ体力を温存しながら、より高い位置へ到達出来るか、これが勝負の分かれ目となります。
難しい課題をクリアするには、パワーやバランス能力などの身体能力の他に、正しく課題を読み、正しいムーブで課題を攻略していく力が必要になります。
選手によって攻略の方法は様々で、正解は一つではありません。
様々な能力が求められる『スポーツクライミング』の難易度はとても高いと思えますね!
ボルダリングとの違いは?
どちらかというと、ボルダリングという言葉をよく耳にしますが、クライミングとは違うのでしょうか?
スポーツクライミングの種目の1つに、ボルダリングがありますが、明確な違いや定義はあるのでしょうか?
これは結構簡単で…
- ボルダリング
ロープ等の安全装置を装着せず、飛び降りても安全な低い岩や壁に登ること全般を指します。
- クライミング
ロープ等の安全装置を装着し、高く範囲の広い岩や壁に登ること全般を指します。
ですので、クライミングの中にボルダリングが含まれています。
どちらかというとボルダリングは、壁が低くて室内で行う安全なスポーツというイメージでしょうか。
まとめ
2020年東京オリンピックの正式種目となったスポーツクライミングですが
日本ではまだまだ知名度が低いスポーツかと思います。
日本での競技人口は約50万人~約60万人と言われていますが
ここ最近ではスポーツクライミングが出来る施設も増えてきています。
そして何より、2020年東京オリンピック正式種目に選ばれた事で
今後はテレビやラジオでもスポーツクライミング競技が頻繁に取り上げられるようになるでしょう!^^
興味を持って始めてみようと思う方もどんどん出て来て、流行のスポーツになりそうな『スポーツクライミング』から目が離せませんね!!!!
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